心臓リハビリテーションって何?
どうも、cosugiです
今日ははじめにざっくりと私がなぜ理学療法士になったのかを話し、今日のキーワードである「心臓リハビリテーション(以下心リハ」について話していきたいと思います!
私が理学療法士という仕事に従事し始めて、今でだいたい7年くらい経っています。
私が理学療法士という仕事を知ったきっかけは高校のときに自分の席の後ろにいた友達が「理学療法士になりたい!」と言ってるのを聞いたのを機に職を知り、元々筋肉やスポーツが好きでそういったことに携われるのいいな〜っていう軽い気持ちで調べてはじめたのが最初でした。
それで調べるうちに目指してみたいと思うようになり国家資格を取れる大学を目指して、県内の県立大学に入学し、4年間勉強やら実習やら卒業研究やらを行い、国家試験を受け、見事合格して、現在の病院に入職することができました。
現在の病院では主に循環器科の病棟に配属され、患者様に理学療法を提供しているというのがざっくりとした私の理学療法士になるまでの過程になります。
ここでみなさんに唐突に質問ですが、循環器科に従事する理学療法士が提供する理学療法ってどんなことをするか想像つきますか?笑
よく理学療法を提供する場面でありがちなのが脳卒中等の脳血管疾患患者や整形外科等の運動器疾患患者に対する理学療法(広く言えばリハビリテーション)が一般的かなと思っています。
しかしそれだけが理学療法の対象ではなく、心臓疾患や大血管疾患等の循環器疾患を有する方に対しても理学療法を提供することも場面としては多くあるんですね。
そしてこの循環器疾患患者に対する理学療法を含めた包括的なプログラムを「心リハ」と呼びます。
今日はこの「心リハ」について簡単にまとめたいと思います。
はじめにその定義について「心臓リハビリテーションとは医学的な評価、運動処方、冠危険因子の是正、教育およびカウンセリングからなる長期的で包括的なプログラムである。このプログラムは、個々の患者の心疾患に基づく身体的・精神的影響をできるだけ軽減し、突然死や再梗塞のリスクを是正し、症状を調整し、動脈硬化の過程を抑制あるいは逆転させ、心理社会的ならびに職業的な状況を改善することを目的とする」とされています。(指導士資格認定試験準拠 心臓リハビリテーション必携 p205より引用)
非常に長くて読むのが嫌になるような定義ですね。笑
簡単にまとめますと、心リハとは患者様の心疾患に基づく心身への影響を軽減させること、冠動脈に対する危険因子を是正しつつ、二次予防に努めること、そして早期に社会に復帰して更にQOLを高めていきましょうといった感じかと思います。
では具体的に心リハを構成する要素とはなんでしょうか?
主に下記に記す3つの柱が挙げられています。
1、運動療法
2、患者教育
3、カウンセリング
です。
これら3つを長期にかつ様々な医療従事者含む患者様を取り巻く人たちが包括的に心リハプログラムとして患者様に提供していくものなんです。
この中で私が関わるのは1、運動療法ですね。
そのため次回は心リハにおける「運動療法」についてお話出来たらと思います。