理学療法士cosugi

理学療法士が主にリハビリついての知識や臨床経験を紹介するブログ

論文を読めるようになりたい①

どうも、cosugiです。

 

論文が読めるようになりたいです。笑

理学療法士という職業を行っていると日常的に「研究」や「科学的根拠」等という言葉に触れる機会が多いです。

 

私の周りでは、積極的に研究等が行われていません。

 

周りの声で多いのは、「研究ってなんか難しそう」、「何すればいいの?」、「臨床で精一杯で研究なんかに手を回す時間がない」、「臨床とあまり関係なくない?」等言葉は違えど、難しく自分とは縁がないものとしている声が多いように思います。

 

しかし研究や科学的に根拠があるとされている方法がわからないまま、医療に従事し、理学療法を提供する。いいんでしょうか。

本に載っていることが確かなことなのか、どんな研究や科学的根拠を元に述べられているか分からないけど、本に書いてあるから対象者に適応をしてみよう。いいんでしょうか。

 

私はどれも危険であると思っています。

 

なぜなら自分が行おうとしている理学療法がもしかしたら対象としている方に危険を及ぼす可能性があるかもしれない、もっと最良な方法があるかもしれない、本に書いてある病名や障がいと理学療法を適応しようとしている対象者とそれは同一だけど、本当の意味で同一なの?根本的にには違う可能性はないの?といった思考が浮かんでくるからであります。

 

また臨床と研究を分けて考える必要もないと感じています。

 

なぜならWikipediaで「研究」と調べると、以下のような説明がなされています。

「研究(けんきゅう、英: research リサーチ)とは、ある特定の物事について、人間の知識を集めて考察し、実験、観察、調査などを通して調べて、その物事についての事実を深く追求する一連の過程のことである」。

 

あくまで研究とは、何かしらの物や事柄について深く調べる一連の過程なんですよね。

ということは例えば、脳卒中に対する理学療法って何すればいいんだー?という疑問が生まれ、なんか調べてみよと思ったその瞬間から研究っていうのはもう始まっているんじゃないかと思うわけです。(このなぜ?と思うきっかけに気づくことが難しいなと思う訳ですが。)

 

また調べようと思ったら、知識を人から聞いたり、本で調べてたり、専門家の意見を聞いたり、ネットを見たり等の様々な方法を駆使して情報を集めるわけです。(調べる習慣作りもまた大変な訳ですが。)

 

そしてある程度その事柄について調べ終わり、満足する時もあるでしょう。しかし稀にどんなに調べてもわからない事柄が出てくると思います。そしたらそれを今度、どうしたらその事柄、例えば脳卒中のこういう症状にはどう対処したらいいかという疑問を解決できるように実験したり調査するわけです。その際にはどのような研究法は?、デザインは?、対象者は?、統計解析は?等のエビデンスを作るような工程が必要になってきます。

 

このように「研究」にはある程度、段階があると思いますし、そのどの段階においても、「研究」を行っているんだということに変わりはないわけです。

 

なので研究を毛嫌いして、何となく難しそうだから敬遠するのも違うかなと感じています。

 

自分としては研究を意識して臨床に臨みたいなと思っています。ただまだまだ研究ということに対する知識も浅く、勉強途中です。

 

特に知識を集める段階で本以外に論文も検索を行ったり、目にする機会はありますが中々まだ慣れないところもあります。

 

そこでどうやったら論文を読めるかな〜といったことを自分なりに考えてまとめていこうと思います。

 

ではまたどうぞよろしくお願いします。